腰折れ歌(読み)コシオレウタ

デジタル大辞泉 「腰折れ歌」の意味・読み・例文・類語

こしおれ‐うた〔こしをれ‐〕【腰折れ歌】

和歌の第3句と第4句との接続がうまくない歌。へたな歌。また、自作の歌をへりくだっていう語。

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精選版 日本国語大辞典 「腰折れ歌」の意味・読み・例文・類語

こしおれ‐うたこしをれ‥【腰折歌】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 和歌で、三句と四句との接続が悪いもの。転じて、へたな歌。腰折
    1. [初出の実例]「今めきつつ、こしをれ哥好ましげに、若やぐ気色どもは」(出典:源氏物語(1001‐14頃)手習)
  3. 自作の歌をへりくだっていう語。腰折。
    1. [初出の実例]「構出腰折歌於中将神殿披講」(出典明月記‐正治二年(1200)一〇月一一日)

腰折歌の補助注記

類聚名物考‐和歌部一」では、「腰折歌 こしをれうた 本と末との間の細りて続かぬを云ふ。蜂腰の意に同じ、蜂腰も腰のほそき物なればなり」とあり、歌病の蜂腰(ほうよう)と同じとしている。

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