腰折(読み)こしおれ

精選版 日本国語大辞典 「腰折」の意味・読み・例文・類語

こし‐おれ‥をれ【腰折】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 老年になったり、体が不自由であったりして、腰が前へ曲がっていること。また、その人。〔観智院本名義抄(1241)〕
    1. [初出の実例]「腰折はうふる田哥のすがた哉〈重頼〉」(出典:俳諧・犬子集(1633)三)
  3. こしおれうた(腰折歌)」または「こしおれぶみ(腰折文)」の略。
    1. [初出の実例]「其数不四五輩。莫腰折之詠」(出典明衡往来(11C中か)下本)

腰折の補助注記

「玉葉」や「無名抄」では、和歌の第三句を「腰句(ようく)」「こしの句」といっており、第三句から第四句へのつづき方の悪いという「腰折れ」の解釈を導いたと思われる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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