腹を肥やす(読み)ハラヲコヤス

デジタル大辞泉 「腹を肥やす」の意味・読み・例文・類語

はらや・す

地位職務を利用して利益をはかる。私腹を肥やす。
天下の富を集めて剛造輩の―・すと思えばこそ癪に障るが」〈木下尚江火の柱

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「腹を肥やす」の意味・読み・例文・類語

はら【腹】 を 肥(こ)やす

  1. 私利をむさぼる。金をためこむ。私腹をこやす。
    1. [初出の実例]「三とせかかりて諷一番〈乙州〉 しる人の在家にありて腹肥す〈百里〉」(出典:俳諧・此日(1694))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android