火の柱(読み)ひのはしら(英語表記)Pillar of fire

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

火の柱
ひのはしら
Pillar of fire

1幕のバレエ。音楽 A.シェーンベルク。振付 A.チューダー。装置 J.ミエルジンナー。 1942年アメリカン・バレエ・シアターで初演。ドイツの詩人 R.デーメルの詩に基づいてシェーンベルクが作曲した『浄夜』を全曲使い,三人姉妹のまんなかの娘ヘイガーの青春のあせりとつまずきを描いた心理的な作品。チューダーの渡米後初の作品で,代表作の一つ。バレエ・シアターのレパートリーになっている。

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百科事典マイペディアの解説

火の柱【ひのはしら】

木下尚江の中編小説。1904年《毎日新聞》に連載。キリスト教社会主義者篠田を主人公に,平民社の非戦運動,資本家・軍人・政治家の虚偽と不正を描く。通俗的な作品だが作者の情熱と理想が読者の共感を呼び,明治社会主義文学の代表作とされている。
→関連項目新聞小説

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デジタル大辞泉プラスの解説

火の柱

米国の作家レイ・ブラッドベリの戯曲集(1980)。原題《Pillar of Fire and Other Plays》。

火の柱

イギリスの振付家アントニー・チューダーによるバレエ(1942)。原題《Pillar of Fire》。初演はアメリカン・バレエ・シアター。音楽はアルノルト・シェーンベルク。

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大辞林 第三版の解説

ひのはしら【火の柱】

小説。木下尚江作。1904年(明治37)「毎日新聞」連載。社会の虚偽不正をあばき、非戦論を唱えるキリスト教社会主義者を情熱的に描く。社会主義文学の先駆。

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精選版 日本国語大辞典の解説

ひ【火】 の 柱(はしら)

※謡曲・求塚(1384頃)「柱もすなはち火焔となって、火の柱を抱くぞとよ」
② 旧約聖書の「出エジプト記」に出てくる故事。イスラエル民族は四十年の長い間、荒野の旅を続けたが、神はその行く先に、夜になると火の柱を燃やして、道しるべとしたといわれる。
※旧約全書(1888)出埃及記「ヱホバかれらの前に往たまひ昼は雲の柱をもてかれらを導き夜は火(ヒ)の柱(ハシラ)をもて彼らを照して」

ひのはしら【火の柱】

長編小説。木下尚江作。明治三七年(一九〇四)刊。日露戦争前後の日本で、平民社を中心にキリスト教社会主義者によって展開された平和運動と、当時の体制社会の悪を描く。明治の社会主義文学の代表作。

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