腹毛虫類(読み)ふくもうちゅうるい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「腹毛虫類」の意味・わかりやすい解説

腹毛虫類
ふくもうちゅうるい

袋形(たいけい)動物門の一綱Gastrotrichaを構成する動物群。毛遊類と帯虫類の2目からなり、腹毛類ともよばれる。前者は主として淡水に生息し外形がイタチ状であるためイタチムシ類と総称され、後者はもっぱら海水中で生活し、外形が帯状であるためオビムシ類と総称される。体の腹面に繊毛域を有するため袋形動物門中では祖先型とみなされ、扁形(へんけい)動物のウズムシ類からオビムシ類が分化し、海ではそれが環形動物原始環虫類へ進化、淡水域ではイタチムシ類から線虫類と輪毛虫類に進化した、と考えられている。

[鈴木 實]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む