(読み)ボウ

デジタル大辞泉 「膀」の意味・読み・例文・類語

ぼう【膀】[漢字項目]

[音]ボウバウ)(呉)
袋状の身体器官。六腑の一。「膀胱ぼうこう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「膀」の読み・字形・画数・意味


14画

[字音] ボウ(バウ)
[字訓] わきばら・ぼうこう

[説文解字]

[字形] 形声
声符は旁(ぼう)。旁はよこわき。〔説文〕四下に「脅なり」とあり、脇腹をいう。また膀胱の意に用いる。

[訓義]
1. わきばら、あばら。
2. ぼうこう。
3. 澎(ほう)と通じ、ふくれる。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕膀 片を膀と曰ひ、兩を脅と曰ふ。加太保(かたほね) 〔和名抄〕膀胱 楊氏語抄に云ふ、由波利布久路(ゆばりふくろ) 〔名義抄〕膀 ワキ・ユバリブクロ・カタハラ/膀胱 ユバリブクロ 〔字鏡集〕膀 ユバリブクロ・ハ(ワ)キ・ユバリツボ

[語系]
膀・旁・傍bangは同声。膀は旁の声義を承ける。〔説文〕の重文を録しており、脅骨の意。膀胱は畳韻の連語、ふくれるものをいう形況の語であろう。

[熟語]
膀胱

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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