膏薬道場跡(読み)こうやくどうじようあと

日本歴史地名大系 「膏薬道場跡」の解説

膏薬道場跡
こうやくどうじようあと

[現在地名]下京区新釜座町

京都市下京区にあった時宗道場の一。空也開基と伝える。名称は「空也供養」がなまったものとする説もあるが不詳。「重編応仁記」によると、永正一七年(一五二〇)五月細川高国と三好長輝が戦ったが、「同四日、希雲(長輝)(中略)弥々無勢ニナリニケリ、希雲夫ヨリ三条ノ等持院膏薬道場ニ陣取テ一向ニ三条ノ御所ヲ頼参ラセタリケレ共、将軍御同心無シ」とあり、膏薬道場も合戦の舞台になった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android