膳棚遺跡(読み)ぜんだないせき

日本歴史地名大系 「膳棚遺跡」の解説

膳棚遺跡
ぜんだないせき

[現在地名]所沢市山口 膳棚

岩崎いわざき地区の北方、狭山丘陵北東麓に接する標高八九メートルの所沢台地上に立地する。柳瀬やなせ川支流で南東流する六ッ家むつや川に面し、規模は東西五〇〇メートル・南北二五〇メートル、面積約八万平方メートル。昭和四二年(一九六七)発掘調査され、縄文時代中期の竪穴住居跡四八・土壙約七〇が発見された。遺構の配置は竪穴住居跡群が台地肩部に展開し、土壙群は台地縁辺部に集中する傾向が確認された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android