臥起(読み)ふしおき

精選版 日本国語大辞典 「臥起」の意味・読み・例文・類語

ふし‐おき【臥起】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 寝ることと起きること。寝たり起きたりすること。起き臥し。
    1. [初出の実例]「ひととせにふゆくることはいまぞしるふしおきすればあかしがたさに」(出典:千里集(894))
  3. ( 副詞的に用いて ) 常日ごろ。朝夕。ねてもさめても。
    1. [初出の実例]「ふしをきはただをさなき人をもてあそびて」(出典:蜻蛉日記(974頃)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「臥起」の読み・字形・画数・意味

【臥起】が(ぐわ)き

おきふし。〔漢書武伝〕武、上に至り、廩至らず。野鼠を掘り、(てつ)(草)實を去(をさ)めて之れをふ。を杖つきて羊を牧し、臥に操持し、旄盡(ことごと)くつ。

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