臥龍橋
がりゆうきよう
六十里越街道が八鍬と白岩を結んで寒河江川をまたぐ橋。現在の橋はコンクリート製アーチ橋で昭和一二年(一九三七)の架設。臥龍橋の名称は、文政一一年(一八二八)前年の架橋落成を祝って建立された碑文のなかで、白岩村医師高橋礼輔(如蘭)が命名したもの。白岩橋・大刎橋、龍脊橋(文政一〇年柴橋代官所手代相沢大助建立記念碑文中の名)などの別名もあった。
寒河江川の架橋は中世末期にさかのぼるが、臥龍橋付近に架橋されたのは承応年間(一六五二―五五)以前であった(工藤文書)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 