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臨時脳死および臓器移植調査会 りんじのうしおよびぞうきいしょくちょうさかい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

臨時脳死および臓器移植調査会
りんじのうしおよびぞうきいしょくちょうさかい

脳死臨調ともいう。臓器移植にからんで「何をもって人の死とするか」の問題に公的な答えを出すための首相の諮問機関。 1990年3月に初会合を開いた。同臨調設置法は,自民,公明,民社各党の議員が提案。社会党なども賛成して,1989年 12月に成立した。国会の同意を得て任命された委員は 15人。「社会の合意点」を探るねらいもあって,医学関係者だけでなく,法律・福祉の専門家や作家,文科系学者,ジャーナリスト,経済・労働界の代表などが選ばれた。会長は永井道雄元文相。心臓移植や肝臓をそっくり移植する手術では脳が死ぬことを死とみなし,心臓が動いている体から臓器を取出す必要がある。このため,脳死を人の死と認めるかどうかが最大の焦点になったが,92年同臨調は脳死を人の死と認め,脳死体からの臓器移植の意義を是認し,さらに臓器の提供は本人の意思を最大限に尊重するという答申をまとめた。

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