最新 地学事典 「臨界核半径」の解説
りんかいかくはんけい
臨界核半径
critical nucleus radius
結晶成長において臨界核を球形と仮定したときの半径。核生成過程において,核が熱力学的に最も不安定になるときの大きさが臨界核。過飽和条件において,成長ユニットが集まり核を形成する初期過程では,サイズの増加とともに表面が形成されることで表面自由エネルギー不利が増大する。やがてバルク自由エネルギーの利得が上回るサイズ(臨界核)になると,核は継続的に大きくなり,結晶成長の段階に入る。
執筆者:木村 勇気
参照項目:核形成
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

