自動車の運転で、初心者にとってむずかしいクラッチ操作を自動化したもの。変速に際してシフトレバーを握れば内蔵のマイクロスイッチが作動し、電磁石によって自動的にクラッチが切れるので、そのままギアを入れ換えることができる。入れ換え後はレバーを離しアクセルを踏めばクラッチがつながる。走行中クラッチを切る場合には、シフトレバーに触れるだけでよい。自動変速機よりも安価で出力の損失も小さいが、型式上ややスムーズさに欠け、大型車や高性能車には向かない。同類に、原動機付自転車の自動遠心クラッチがあり、スロットルを戻しエンジン回転を落とすと自動的にクラッチが切れる。
[高島鎮雄]
敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...