自動車販売業(読み)じどうしゃはんばいぎょう

改訂新版 世界大百科事典 「自動車販売業」の意味・わかりやすい解説

自動車販売業 (じどうしゃはんばいぎょう)

自動車を個人などの最終需要先に販売する産業で,主として新車を扱う企業と中古車を扱う企業とがある。広義自動車産業に含まれる。1996年では新車が708万台(うち輸入車45万台),中古車が809万台販売された。しかし中古車の販売台数のうち半分は新車販売業者によるもので,残りが中古車販売業者による(1996)。国内における販売先の変化をみると,1960年には個人向けが8%弱,ハイヤー・タクシー業向けが30%弱に対し,70年には個人向けが50%を超え,81年には74%にも達した。

 日本の新車販売網はメーカーによって組織されてきたといえる。典型的な量産型産業である自動車工業が成り立つためには,販売体制の整備が不可欠だからである。メーカーの販売系列は83年末で31系列となっている。新車販売業者はディーラー業販店に大別される。ディーラーは自動車メーカーの主導のもとに設立,組織されてきた。そして各ディーラーごとにテリトリーや取扱車種が決められている。ディーラーの半数が資金的に自動車メーカーの系列下にある。これに対し,業販店は部品販売や自動車修理などをしていた企業が新車販売に乗り出したもので,必ずしも1社だけの車を扱うものではない。中古車販売業者の約7割が従業員10人以下の小企業である。また輸入車は約50社の専門会社が販売している。
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