提綱(読み)ていこう

精選版 日本国語大辞典 「提綱」の意味・読み・例文・類語

てい‐こう‥カウ【提綱】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 物事の根本法則となるものを提起すること。主要点をとり出すこと。また、そのもの。〔宋史‐職官志八・合班之制〕
  3. 仏語。禅宗大衆に対して、宗門綱要を説明すること。また、特に秉払(ひんほつ)の時、頭首(ちょうしゅ)らと禅客の問答一座終了するごとに、住侍が問答を評論すること。その言葉は「語録」などに記録される。提唱。
    1. [初出の実例]「索語、提綱、自叙、拈提、白槌等。事終畢」(出典:新札往来(1367)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む