自己符号化器(読み)ジコフゴウカキ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「自己符号化器」の意味・わかりやすい解説

自己符号化器
じこふごうかき

ニューラルネットワーク(とくにディープラーニングで用いられる中間層の段数が深いもの)の一つで、入力と同じものを出力するように訓練された回路のことをいう。オートエンコーダーともいう。この場合、中間層のノード数が入力層と出力層に比べて極端に小さく絞ってある(CNN:Convolution Neural Networkという)ので、情報を圧縮し本質的な特徴量学習しておかねばならない。これによって中間層に対象を記述するための概念が形成され、その後の本番での学習が容易になる。

[中島秀之 2019年8月20日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む