自然児(読み)シゼンジ

デジタル大辞泉 「自然児」の意味・読み・例文・類語

しぜん‐じ【自然児】

世俗因習などにけがされていない純真無垢な者。また、あかぬけしないわがままで粗野な者。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「自然児」の意味・読み・例文・類語

しぜん‐じ【自然児】

〘名〙 生まれたままの純粋無垢(むく)な性情を持つ者。世俗の風潮などにけがされていない者。また、野蛮な者にもいう。
※重右衛門の最後(1902)〈田山花袋一一「自然児は到底この濁った世には容られぬのである」

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