自然智(読み)ジネンチ

デジタル大辞泉 「自然智」の意味・読み・例文・類語

じねん‐ち【自然×智】

仏語。その人間生来備わっているすぐれた智慧。師の教えを受けないで、自然に悟りを開いた智。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「自然智」の意味・読み・例文・類語

じねん‐ち【自然智】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。その人間に生来そなわっているすぐれた智慧(ちえ)。師の教えによって得たのではなく、自然に悟りをひらいた智。無師智。
    1. [初出の実例]「若嫌辺州闕学失、何況比蘇自然智也」(出典顕戒論(820)中)
    2. 「百日行ひ給ひければ、其法、忽に成就して、自然智(ジネンち)を得給ひて」(出典:太平記(14C後)一八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android