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自由の時代 じゆうのじだいFrihetstiden

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

自由の時代
じゆうのじだい
Frihetstiden

近世スウェーデン史上の一時代 (1718~71) 。北方戦争でカルル 12世が戦死し,絶対王政が打撃を受けたなかでカルルの妹ウルリーカ・エレオノーラが王位についた。このときからグスタフ3世が再び専制をしくまでの間,王権はきわめて弱く,二大党派キャップ党・ハット党が政権を争い,国会 (身分制議会) が全立法権と行政権を手に入れて形式上は議会制民主主義の道を進んだ。また検閲廃止など一定の自由主義的政策もとられ,「自由の時代」と呼ばれた。しかしこの自由は貴族の自由であった。この期間スウェーデンの内政は混乱し,対外的にも弱体化したが,学問,文芸はウプサラ大学を中心に大いに発展し,同大学の植物学者 C.リンネ,物理学者 A.セルシウスら著名な学者が輩出した。

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