自粛警察(読み)じしゅくけいさつ

共同通信ニュース用語解説 「自粛警察」の解説

自粛警察

新型コロナウイルスの感染拡大で行政休業外出自粛を要請した際、他者に自粛を強いる行為風潮などを指す。インターネットなどで使われるようになった。飲食店に休業を要求する張り紙をしたり、「他県ナンバー」の車に嫌がらせをしたりした事例がある。匿名での陰湿で攻撃的な言動が多く、相互監視社会を招くとして問題視されている。休業している店に張り紙をするなど、事実誤認に基づくケースもあった。

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知恵蔵mini 「自粛警察」の解説

自粛警察

2019年末に発生した新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言が発出され、外出や店舗営業などを自粛する生活が続く中、他人に私的に自粛を強いて攻撃する行為。具体的には、営業を継続する店舗に貼り紙や落書きをする、他県ナンバーの車に嫌がらせをする、SNS上で外出や外出意向の投稿に対してバッシングを行う、などの行為を指す。こういった行為に対して、官房長官菅義偉は20年5月の記者会見法令に違反する場合は関係機関で適切に対処する意向を示した。

(2020-5-19)

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