興懐(読み)キョウカイ

デジタル大辞泉 「興懐」の意味・読み・例文・類語

きょう‐かい〔‐クワイ〕【興懐】

興を感じる心。
「当時の―を存せん為に録す」〈中井弘・航海新説〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「興懐」の意味・読み・例文・類語

きょう‐かい ‥クヮイ【興懐】

〘名〙 興を感じる心。
※梵舜本沙石集(1283)六「此の尼公興懐(けうくゎい)にしたりけるにや、又あしく心えたりけるにや」

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普及版 字通 「興懐」の読み・字形・画数・意味

【興懐】こうかい(くわい)

感慨を催す。晋・王羲之〔蘭亭集の序〕向(さき)の欣びしは、俛仰(ふぎやう)の、已に陳迹と爲る。ほ之れを以て懷(おも)ひを興さざる能はず。

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