舌を鳴らす(読み)シタヲナラス

デジタル大辞泉 「舌を鳴らす」の意味・読み・例文・類語

したら・す

軽蔑・不満の気持ちを表す動作。「不服そうに―・す」
賛美する気持ちを表す動作。特に、おいしい物を食べて、満足した気持ちを表す動作。「ごちそうに―・す」

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精選版 日本国語大辞典 「舌を鳴らす」の意味・読み・例文・類語

した【舌】 を 鳴(な)らす

  1. 相手感嘆、賛美する気持を表わす動作。
    1. [初出の実例]「御旨忽以符合。人鳴舌云々」(出典吾妻鏡‐文治六年(1190)一月一九日)
  2. 軽蔑(けいべつ)や不満などの気持を表わす動作。
    1. [初出の実例]「母のお慶は稍呆れた様に、『人達が折角何かと心配するのに、真実(ほんと)に、腹が立つぢゃ無いか』と舌を鳴らして呟いた位である」(出典:夢の女(1903)〈永井荷風一八)

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