舌掻(読み)したかき

精選版 日本国語大辞典 「舌掻」の意味・読み・例文・類語

した‐かき【舌掻】

  1. 〘 名詞 〙 洗面用具の一つ。舌の汚れをかきおとす器具。竹を薄くけずってまがりやすいようにし、洗面の時に舌の上をかくもの。楊子、歯刷子の柄の部分などに付属していた。したこき。
    1. [初出の実例]「三馬製法の箱入はみがきをもち、舌かきの付たるかんぼくのやうじでみがきながら来る」(出典:滑稽本・浮世床(1813‐23)初)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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