舌訛む(読み)シタダム

デジタル大辞泉 「舌訛む」の意味・読み・例文・類語

した‐だ・む【舌×訛む】

[動マ四]言葉がなまる。発音などが崩れる。
「あづまにて養はれたる人の子は―・みてこそ物は言ひけれ」〈拾遺・物名〉
[補説]上二段活用であるとする説がある。→

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精選版 日本国語大辞典 「舌訛む」の意味・読み・例文・類語

した‐だ・む【舌訛】

  1. 〘 自動詞 動 〙 ( 活用はマ行四段か、マ行上二段か未詳語源が「回(た)む」からだとすれば上二段活用か。「だむ」は回る意の動詞「たむ」で、舌の曲がったもの言いの意か。古くは「したたむ」 ) ことばがなまる。なまった言い方をする。
    1. [初出の実例]「あづまにて養はれたる人の子はしたたみてこそ物はいひけれ〈よみ人しらず〉」(出典:拾遺和歌集(1005‐07頃か)物名・四一三)

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