舎人新田(読み)とねりしんでん

日本歴史地名大系 「舎人新田」の解説

舎人新田
とねりしんでん

[現在地名]桶川市舎人新田・赤堀あかぼり

五町台ごちようだい村の南にあり、両村間を赤堀川が南流する。南は坂田さかた村。東方を流れる元荒川の自然堤防上に集落を形成する。元禄・天保両郷帳では舎人村とあるが、田園簿や「風土記稿」などでは舎人新田となっている。南西はかつては護摩堂ごまどう沼とよばれ、坂田村蓮花れんげ(護摩堂寺)持で、元和年中(一六一五―二四)加納かのう村の舎人が開発した新田といわれる(風土記稿)。延宝八年(一六八〇)人別帳(増田家文書)に高一二二石余は「五七年以前卯年限ニて御座候」とあり、この卯年は元和元年にあたると考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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