舘ノ越遺跡(読み)たてのこしいせき

日本歴史地名大系 「舘ノ越遺跡」の解説

舘ノ越遺跡
たてのこしいせき

[現在地名]郡山市熱海町下伊豆島

阿武隈川の支流藤田ふじた川の南側の丘陵北半に築かれた連郭式の平山城北端から一の郭・二の郭・三の郭と連なり、三の郭の西側に四の郭がつながる。一の郭からは主殿とみられる庇付き掘立柱建物跡をはじめ八棟が検出され、四時期にわたる建替えがなされている。二の郭から三棟、三の郭から二棟の建物跡と柱列が検出された。土塁は各郭の周囲に〇・五―一・五メートルほど遺存し、その外側に幅三メートル、深さ一・五メートルの堀がめぐる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む