舞阪町(読み)まいさかちよう

日本歴史地名大系 「舞阪町」の解説

舞阪町
まいさかちよう

面積:四・六三平方キロ(境界未定)

浜名湖が太平洋と通じる今切いまぎれ口東側に位置し、弁天べんてん島を経て西対岸は新居あらい町、東は浜松市、南は太平洋、北は浜名湖を挟み雄踏ゆうとう町。町域全体が天竜川の漂砂による沖積層によって形成された標高二メートルほどの平坦地である。東西にJR東海道新幹線・東海道本線、国道一号、海岸線を国道一号のバイパス(浜名バイパス)が通り、西方浜名湖上には浜名湖大橋道路がある。東海道本線に弁天島べんてんじま駅がある。町域には六つほどの考古遺跡がある。浜名湖上の渚園なぎさえんで縄文土器片が採集されているが、原位置は確定できない。弁天島遺跡は弥生時代中期から古墳時代後期に及び、当町を代表する遺跡である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android