長十郎請新田(読み)ちようじゆうろううけしんでん

日本歴史地名大系 「長十郎請新田」の解説

長十郎請新田
ちようじゆうろううけしんでん

[現在地名]舞阪町長十新田ちようじゆうしんでん

舞坂まいさか宿の南、遠州灘に面する新田で、長十新田・長十請新田とも称した。幕府領(旧高旧領取調帳など)。舞坂宿から分村して成立した新田で民家はなく、安永九年(一七八〇)に初めて検地を受け、村高五四石余が検出された(天保一四年「長十請新田高反別小前帳」那須田家文書)。天保郷帳・旧高旧領取調帳でも高五四石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報