舮綱(読み)ともづな

精選版 日本国語大辞典 「舮綱」の意味・読み・例文・類語

とも‐づな【䌫・艫綱】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 船の船尾をつなぎとめる綱。船首をつなぐ舳綱(へづな)に対するもの。ともなわ。〔十巻本和名抄(934頃)〕
  3. ( 船首、船尾をとわず ) 船をつなぎとめる綱。もやい綱。
    1. [初出の実例]「小舟は縄にて岸に繋く是即䌫(トモツナ)なり」(出典小学読本(1874)〈榊原那珂稲垣〉二)
  4. 人と人とを結びつけて離さないつながり。きずな。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 小舟 名詞 実例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android