舳越村(読み)へごしむら

日本歴史地名大系 「舳越村」の解説

舳越村
へごしむら

[現在地名]岡崎市舳越町

矢作右岸沿いの自然堤防上に集落が立地。「平越」「戸起」とも記した。北は森越もりこし村、西は橋目はしめ村、南は中園なかぞの村・矢作やはぎ村に接し、東は左岸日名ひな村である。慶長六年(一六〇一)以降近世を通じて岡崎藩領で上野手永に属した。右岸の諸村と城下町との往来が多くなるにつれて、往時よりの渡しであった北野きたの村と大門だいもん村との徒歩渡河は、対岸の日名村との間の「日名の渡船」にとってかわった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android