船止(読み)ふなどめ

精選版 日本国語大辞典 「船止」の意味・読み・例文・類語

ふな‐どめ【船止】

〘名〙
※試みの岸(1969‐72)〈小川国夫〉試みの岸「今来た道を川口の舟止めまで引き返した」
② 船の通行をとめること。また、船出を禁ずること。〔日葡辞書(1603‐04)〕
③ 魚「こばんざめ(小判鮫)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

ふな‐とどめ【船止】

〘名〙 船を碇泊させること。また、その場所。ふながかり。ふなどめ。
※新千載(1359)離別・七四五「おきつ波立別るとも音に聞く長居の浦にふなとどめすな〈崇徳院〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android