日本大百科全書(ニッポニカ) 「船越半島」の意味・わかりやすい解説 船越半島ふなこしはんとう 岩手県中東部、太平洋に突き出た半島。下閉伊(しもへい)郡山田町(やまだまち)に属し、北に山田湾、南に船越湾を抱く。突端部は霞露(かろ)ヶ岳(504メートル)の東側が絶壁となって海に落ち込み、赤平金剛(あかひらこんごう)、大釜崎(おおかまざき)、白崎などの豪壮な景観をつくっている。タブノキなどの亜熱帯性の植物がみられ、キジ、ヤマドリ、ウズラ、カモなどが生息する。三陸復興国立公園(旧、陸中海岸国立公園)域。[金野靜一] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例