色消(読み)いろけし

精選版 日本国語大辞典 「色消」の意味・読み・例文・類語

いろ‐けし【色消】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 物の色つやを消すこと。
  3. 興趣をそぐこと。おもしろみをなくすこと。また、そのような言動。つやけし。
    1. [初出の実例]「夫ぢゃア綱吉さんも、とんだ色消(イロケ)しだぜ」(出典人情本・春色雪の梅(1834‐42頃か)三)
  4. 染色で、一度染めた色合いが、勝ちすぎたり、または少し暗く感じたような場合に、その色の補色染料で染めなおすこと。
  5. レンズプリズムなどの色収差を補正すること。〔物理学術語和英仏独対訳字書(1888)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む