艷二郎(読み)えんじろう

精選版 日本国語大辞典 「艷二郎」の意味・読み・例文・類語

えんじろうエンジラウ【艷二郎】

  1. 〘 名詞 〙 ( 山東京伝作の黄表紙江戸生艷気樺焼(えどうまれうわきのかばやき)」の主人公の名で、その性格から出た語。主として遊里吉原で用いた ) うぬぼれの強い男。自称好男子。また、うぬぼれること。艷の字。
    1. [初出の実例]「艷治郎(エンジラウ)青楼通句(とをりく)也。予去々春、江戸生艷気樺焼と云(いへる)冊子を著してより、己恍惚(うぬぼれ)なる客を指て云爾(しかいふ)」(出典洒落本通言総籬(1787)凡例)

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