精選版 日本国語大辞典「冊子」の解説
さっ‐し【冊子】
〘名〙
※日本紀略‐延喜一九年(919)一一月二日「詔以二真言根本阿闍梨贈大僧正空海入唐求法諸文冊子卅帖一。安二置経蔵一」
※文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉緒言「敢て自から賤劣を顧みず、此冊子を著すに当て」 〔宋元学案‐象山学案〕
② 物語。作り話。
※随筆・癇癖談(1791か)上「かたりつづけて、冊子めくものとはなりにけり」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報