艷本(読み)えんぽん

精選版 日本国語大辞典 「艷本」の意味・読み・例文・類語

えん‐ぽん【艷本】

  1. 〘 名詞 〙 閨房(けいぼう)秘戯や性的秘事などを、時にさし絵入りで記した書物。広くは、猥本(わいほん)好色本などをいうが、狭義には、江戸中期以後、歌麿、英泉等の浮世絵師によって描かれた秘戯絵本の類をいう。
    1. [初出の実例]「世に艷本(エンホン)あり、枕双紙となづく。これを珍秘して弄ぶ人多し」(出典養生訓(1713)附録)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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