秘事(読み)ヒジ

デジタル大辞泉 「秘事」の意味・読み・例文・類語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「秘事」の意味・読み・例文・類語

ひめ‐ごと【秘事】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 秘めて人に知らせない事柄。ないしょごと。かくしごと。ひじ
    1. [初出の実例]「是(こ)は誠に秘事(ヒメゴト)ながら、窃におん身に報知(つ)げ申さん」(出典人情本・貞操婦女八賢誌(1834‐48頃)四)
    2. 「吾胸の底のここには言ひがたき秘密(ヒメゴト)住めり」(出典:落梅集(1901)〈島崎藤村〉胸より胸に)
  3. 神秘な事柄。

ひ‐じ【秘事】

  1. 〘 名詞 〙 秘密の事柄。また、たやすく人に知らせられない学問・芸術などの奥義。
    1. [初出の実例]「入夜行向治部卿亭清談、其次被秘事等、及深更帰」(出典:中右記‐嘉保二年(1095)一一月一九日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「秘事」の読み・字形・画数・意味

【秘事】ひじ

ひめごと。

字通「秘」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android