閨房(読み)ケイボウ

デジタル大辞泉 「閨房」の意味・読み・例文・類語

けい‐ぼう〔‐バウ〕【×閨房】

寝室。ねや。ねま。特に、夫婦の寝室。「閨房の語らい」
女性居間
[類語]寝室寝所しんじょ寝間ねま寝屋ねやベッドルーム

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精選版 日本国語大辞典 「閨房」の意味・読み・例文・類語

けい‐ぼう‥バウ【閨房】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 寝室。ねや。ねま。また、とくに夫婦の寝室。
    1. [初出の実例]「閨房怨緒惣無端、万事呑心不肝」(出典新撰万葉集(893‐913)上)
    2. 「何も閨房(ケイバウ)の語らひばかりが夫婦を成り立たせてゐるのでない」(出典:蓼喰ふ虫(1928‐29)〈谷崎潤一郎〉一)
    3. [その他の文献]〔班固‐西都賦〕
  3. 夫婦の間柄。また、家庭内の男女風儀
    1. [初出の実例]「勑曰、〈略〉然則可舎人親王子中。然船王者閨房不修」(出典:続日本紀‐天平宝字元年(757)四月辛巳)
    2. [その他の文献]〔漢書‐張敞〕

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普及版 字通 「閨房」の読み・字形・画数・意味

【閨房】けいぼう(ばう)

ねや。内室。〔後漢書、仲長統伝〕(こころ)を閨に安んじ、老氏の玄を思ふ。

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