芋峠(読み)いもとうげ

日本歴史地名大系 「芋峠」の解説

芋峠
いもとうげ

大字稲淵いなぶち栢森かやのもりから吉野郡吉野町大字千股ちまたに至る標高五五六メートルの峠。芋峠は一に疱瘡いも峠とも書く。稲淵村入口ではかんじょう縄を張り悪疫の侵入を厳しく拒否している(→栢ノ森村。東南部の郡境、芋峠でも疫神退散を祈念したか、あるいは疱瘡送りの場であったと考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android