芥屋町(読み)けやまち

日本歴史地名大系 「芥屋町」の解説

芥屋町
けやまち

[現在地名]博多区奈良屋町ならやまち

古渓こけい町の中央から北に延びる町で、東は釜屋番かまやばん、北は西町浜にしまちはま。町域中央から西の西方寺前さいほうじまえ町まで通りが延び、丁字形を呈する(福岡博多近隣古図)。元禄三年(一六九〇)の家数五一(続風土記)。明和三年(一七六六)の家数五三・間数一〇八間余(石城志)。慶応二年(一八六六)の家数一七(博多店運上帳)町名志摩しま郡芥屋浦(現志摩町)の漁人が来て仮に網屋を作ったことに由来すると伝える(続風土記附録)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android