芦森工業(読み)あしもりこうぎょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「芦森工業」の意味・わかりやすい解説

芦森工業
あしもりこうぎょう

日本最大手のホースメーカー。東洋紡系。 1878年芦森武兵衛が始めた伝導用綿ロープ製造業を前身に,1935年芦森製網所として設立。 44年現社名に変更。 52年消防用「ジェットホース」を発売,現在では消防車用ホースの国内シェア5割を誇る。その他シートベルトエアバッグなど自動車用安全装置,東京瓦斯との共同開発による導管補修工法「パルテム」など特色ある部門でも業績を伸ばしてきた。防災関連ではガス・水道管補修システムも注目を浴びている。売上構成比は,防災 10%,パルテム7%,産業資材 16%,自動車安全部品 67%。年間売上高 265億 4200万円 (連結。うち輸出2%) ,資本金 83億 8800万円,従業員数 445名 (1999) 。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「芦森工業」の解説

芦森工業

正式社名「芦森工業株式会社」。英文社名「ASHIMORI INDUSTRY CO., LTD.」。繊維製品製造業。明治11年(1878)綿麻糸商として個人創業。昭和10年(1935)「株式会社芦森製綱所」設立。同19年(1944)現在の社名に変更。本社は大阪市西区北堀江。各種ホース最大手。合繊ロープ・濾過布・テープベルトなど産業用資材が主力。とくに消防用ホース・シートベルト。東京証券取引所第1部上場。証券コード3526。

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