花の唇(読み)はなのくちびる

精選版 日本国語大辞典 「花の唇」の意味・読み・例文・類語

はな【花】 の 唇(くちびる)

  1. 花弁をいう。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「花の笑 花の顔〈略〉花のくちびる みな花の上をいふなり」(出典:俳諧・増山の井(1663)三月)
  2. 美人のくちびるをいう。紅唇
    1. [初出の実例]「花の口びるより物いふかとあやまたる程の艷女」(出典:浮世草子・武家義理物語(1688)六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android