花の山花崗斑岩(読み)はなのやまかこうはんがん

最新 地学事典 「花の山花崗斑岩」の解説

はなのやまかこうはんがん
花の山花崗斑岩

Hananoyama granite porhyry

山口県秋吉台南東部の花の山(310m)に分布する径約800×300mの小規模な岩体で,完晶質斑状組織を示す花崗岩。チタン鉄鉱系花崗岩類で,高カリウム系列に分類。銅含有量は山陽帯のチタン鉄鉱系花崗岩類の平均値と比較して非常に高く,亜鉛に乏しい。充填度の異なる2相包有物を多く含み,NaClやKClの娘結晶を豊富に含む3相包有物が存在。このことから,サブソリダスにおいて流体が活発な沸騰現象を起こすことで塩濃度の高い流体が発生し,金属元素が濃集し長登鉱山を形成したとされた。長登鉱山は本岩と石灰岩の間に形成された銅-亜鉛-(コバルト)-タングステンのスカルン鉱床。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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