精選版 日本国語大辞典 「花の帽子」の意味・読み・例文・類語 はな【花】 の 帽子(ぼうし・ぼし) ① =はなだぼうし(縹帽子)[初出の実例]「菩提樹の数珠、花の帽子取り具して」(出典:寛永版曾我物語(南北朝頃)一二)② 能の冠り物の一つ。頭巾のように頭からかぶり、顔の上半分を現わし、下は肩から胸まで覆うもの。色ははなだ色、浅葱色のほか、白などがある。僧尼に用いる。[初出の実例]「縹帽子(ハナノボウシ)の花々しく、いとも殊勝に着座あれば」(出典:談義本・根無草(1763‐69)後) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例