花室村
はなむろむら
[現在地名]桜村花室・竹園一―三丁目・吾妻一―四丁目
花室川の左岸に位置し、川沿いに水田が開ける。江戸初期は麻生藩領で、「寛文朱印留」に村名が載る。元禄一二年(一六九九)に土浦藩領となり(土浦市史)、元禄郷帳の村高は三六七石余で、「県方集覧」(酒井泉氏蔵)に「家数五拾五軒、人数弐百六拾人、医者壱軒、御米津出土浦河岸、田畑耕作し外女木綿稼仕」とある。「新編常陸国誌」によれば本田坪・新地坪・寺山坪・寺向坪の小名を有した。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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