精選版 日本国語大辞典 「竹園」の意味・読み・例文・類語 ちく‐えん‥ヱン【竹園・竹苑】 〘 名詞 〙① 竹やぶ。竹の植えられた庭園。[初出の実例]「Chicuyen(チクエン)。タケノ ソノ〈訳〉竹林。文書語」(出典:日葡辞書(1603‐04))[その他の文献]〔盧綸‐早春帰屋寄耿湋・李端詩〕② ( 「史記‐梁孝王世家正義」の「(於レ是、孝王築二東苑一、方三百余里)俗人言二梁孝王竹園一也」による ) 天子の子孫、皇室の血統、皇族をいう。竹の園。[初出の実例]「少陽厚レ礼。猶有二称レ孫之名一。其外竹園蘭坂、多是臣之枝苗。二府九卿、半又臣之弟姪」(出典:本朝文粋(1060頃)四・為入道前太政大臣辞職第三表〈大江匡衡〉)[その他の文献]〔賢愚経‐二・降六師品第一四〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「竹園」の読み・字形・画数・意味 【竹園】ちくえん(ゑん) 竹の園生。のち皇族の意に用いる。〔史記、梁孝王世家注に引く括地志〕園、~西京雜記に云ふ。梁の孝王の中、巖・栖岫~り。~俗人謂ふ、梁の孝王の竹園なりと。字通「竹」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報