花蔵寺村(読み)けぞうじむら

日本歴史地名大系 「花蔵寺村」の解説

花蔵寺村
けぞうじむら

[現在地名]西尾市花蔵寺町

市の東に位置し、北は広田(こうた)川をもって高川原(たかがわら)村と境し、東は善明(ぜんみよう)村に隣し、南は須美(すみ)川をもって岡山(おかやま)村(現幡豆郡吉良町)と西は矢作古(やはぎふる)川をもって小焼野(こやけの)村と境する。低湿地であったが、矢作古川の沖積作用の進行とともに開発され、小字に上島(かみしま)・西島(にししま)・枇杷島(びわじま)・内平子(うちひらこ)などの地名がある。花蔵寺のあったところからこの村名が生れた。西尾御領田畑名寄帳に「花蔵寺野邑」と記す。

花蔵寺村の開発は元和元年(一六一五)とされ(花蔵寺村由来記)、開発後、一〇分の七が西尾藩領、残り板倉内膳正領、万治二年(一六五九)幕府領、寛文三年(一六六三)西尾藩領、一部が旗本松平氏領となり幡豆(はず)陣屋(現幡豆郡幡豆町)の支配を受け、宝永二年(一七〇五)さらにその一部が旗本諏訪氏領となり下永良(しもながら)陣屋の支配を受け、三給地として明治に至る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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