花蕨科(読み)はなわらびか

精選版 日本国語大辞典 「花蕨科」の意味・読み・例文・類語

はなわらび‐か‥クヮ【花蕨科】

  1. 〘 名詞 〙 シダ植物の科名。広義のハナヤスリ科に含めて扱うこともある。根茎は短く、内生菌が共生する。地上部は一個の栄養葉と一個の胞子葉からなり共通柄がある。栄養葉は羽状深裂から三回羽状に細かく分裂する。胞子葉は一~三回羽状に分裂するが葉身を欠き、小枝に裸出する無柄の胞子嚢を二列に生じる。胞子嚢は離生し、真嚢で、環帯はなく、横に裂開する。三〇種以上あり、日本にはヒメハナワラビ、フユノハナワラビ、ナツノハナワラビなど約一〇種がある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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