日本歴史地名大系 「花輪通」の解説 花輪通はなわどおり 秋田県:鹿角市花輪通盛岡藩が支配のため設けた行政単位の三三通の一。文政四年(一八二一)の南部盛岡藩領内絵図に「花輪通」とみえる。南は秋田領仙北(せんぼく)郡(現田沢湖町)で西は同秋田郡(現大館市・北秋田郡)、東は沼宮内(ぬまくない)・福岡(ふくおか)・三戸(さんのへ)の各通(現岩手県・青森県)と隣接、北は米代川および西流してそれに注ぐ現間瀬(ませ)川下流部で区切られ、現鶴田(つるた)東側から南下して小深田(こぶかた)・乳牛(ちうし)の中央部に至る線を境に毛馬内(けまない)通と接し、乳牛南側から東に領域を延ばして現岩手県に入り、中(なか)岳・四角(しかく)岳・稲二羽(いなにわ)(稲庭)岳を境に三戸通・福岡通となる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報