苔の庵(読み)コケノイオリ

デジタル大辞泉 「苔の庵」の意味・読み・例文・類語

こけ‐の‐いおり〔‐いほり〕【×苔の×庵】

苔の生えた古いいおり。転じて、僧・隠者などの住む粗末な住まい。こけのいお。
「まれに来て聞くだに悲し山がつの―の庭の松風」〈金槐集・下〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「苔の庵」の意味・読み・例文・類語

こけ【苔】 の 庵(いおり・いお)

苔むして古びた草庵木こり隠遁者などの住む、粗末な住まいをいう。
※新古今(1205)雑中・一六三〇「こけのいほりさして来つれど君まさで帰るみ山の道の露けさ〈恵慶〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android